パソコンからVGA端子が消えた！プロンプターにHDMIケーブルは使えるの？

お客様からのお問い合わせで多くなっているのが、「プロンプターで使用するケーブルについて」
プロンプターの利用には、原稿送りをするためのパソコンが必要ですが、プロンプターとの接続にはVGAケーブルを使用します。
現在のPCにはVGA端子がなくなりつつありますが、どのように対応したらよいのでしょうか。
今回はこちらの疑問にお答えします。

プロンプターとの接続に、HDMIは使える？

プロジェクターなど、パソコン画面を出力する際に多くの方が使われてきたディスプレイケーブル「VGA（D-sub）」。
近年ディスプレイのデジタル化に伴い、アナログRGB端子（VGA・D-sub）を持つパソコンがなくなりつつあります。
変わって、デジタル端子HDMIのみを搭載するノートパソコンも多くなっているのではないでしょうか。
弊社でも、プロンプターを使用するお客様から「プロンプターにHDMIケーブルは使えないの？」といったご相談をいただきます。

結論から言うと、使用はできます。

しかし細かな点で言えば、落とし穴があるのも事実。
今回はその落とし穴についてご説明させていただきます。
ぜひご利用の際の参考になれば嬉しいです。

アテインがHDMIケーブルをオススメしない理由

見出しにもあるように、弊社としてはHDMIは推奨しておりません。

そもそもHDMIは、規格自体が民生用です。
業務用規格のVGAとは違い、長距離の引き延ばしに向いていません。

そのため無理に引き延ばすことで度々断線も起こしますが、
断線・接触不良・その他様々な理由全てで、
デジタルは画面が真っ暗になってしまうため、大元の問題を現場で見つけにくいということも挙げられます。
（アナログの場合、画面が乱れたり色が変わるなど問題点を見つけやすいです）

また、パソコンにつなげる際につまみネジがないので、
VGAとは異なり抜け等が懸念されます。

大事な式典・スピーチ等、
プロンプター使用中になにかの拍子でケーブルが抜けてしまうというリスクを少しでも減らしたいと考えております。

業務用の高価なHDMIなら対応できる？

イコライザーつきの高価な業務用のものでも、しばらく使用していたり、
上手に巻かずに保管していなかったりするとダメになってしまうこともしばしば。

映像機器を普段から扱わない方ですと、
やはり少し危険なのではないかと思います。

映像系のケーブルはとても繊細で、
私達も現場で、他の方がHDMIケーブルを巻いたり敷いたりするのを見て、
ヒヤヒヤすることもあります。

どうしてもHDMIが使いたい！どうすれば…？

もちろん、お客様ご自身が詳しかったり、
上記十分に気を付けて使用できる、
ということであれば、HDMIで運用いただけると思います。

ただ、色々な部署の方がたくさん使用する可能性があり、
「確実に映る、運用できる」という意味合いでは
弊社としては、アナログの方が安全だろうという結論に至り、
未だにVGAをセットとして販売しております。

とはいえ、ノートPCからはVGAが消え始めているので、
VGA⇔HDMIの変換アダプタを使用することが多いです。
（しかし家電量販店などで購入できるような安いものは使用できないことも多くありますのでご注意ください）

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2015年には廃止になると言われたVGA。
しかし未だなくならないのには理由があります。
これまで私達を支え続けてきたケーブル界のトップランナーは、
まだまだ現役で活躍しそうです。


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